Microsoft Officeの開発エンジニアのブログに投稿された記事「LaTeX Math in Office」によれば、Office 365のアップデートによって、WordやPowerPointでLaTeXを用いた数式の入力が可能になりました。
Current Channel（最新機能提供チャネル）のバージョン1707（ビルド8326.2058）以降に更新されたOffice 365サブスクリプション製品のWordでは、数式入力モードにするとリボンメニューにLaTeXボタンが表示されるようになり、これを選択することでLaTeXによる数式入力が可能になりました。
PowerPointとOneNoteでもLaTeXの数式入力が可能になるが、入力モードの切り替えで手間がかかり、使い方がWordよりも複雑なキーボード操作で行う必要があります。
LaTeXとは、レスリー・ランポートによって開発されたテキストベースの組版処理システム。テキストのコードを入力することでフォントの種類やサイズなどを変更し、複雑な数式を手軽に表示できます。
Office2016の新機能として追加されましたが、永続ライセンスのOffice2016では利用できません。Office 365サブスクリプションのみです。