Microsoft Officeは、ビジネスや教育、個人利用において広く利用されているオフィススイートですが、バージョンごとに異なる機能や特徴を持っています。
特に、Office 2019とOffice 2016の違いを理解することは、最適なバージョンを選ぶために重要です。
Office 2019は、最新の機能と改良されたインターフェースを提供し、クラウド連携の強化やデータ分析ツールの向上が図られています。
一方、Office 2016は、安定性と実績のある機能を兼ね備え、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
この記事では、Office を買い替えると検討している方に、Office2019とOffice2016の違いを5つの点に分けてご説明します。
それぞれのバージョンが持つ新機能や改良点、使いやすさについて詳しく説明し、どのバージョンがあなたのニーズに最適かを判断する手助けをします。
Office 2019とOffice 2016の違いを知ることで、より効果的に作業を進められるようになるでしょう。ぜひ参考にしてみてください
Office 2019 とOffice2016の違い
Office2019はマイクロソフトOfficeの永続ライセンスの最新バージョンとして、米Microsoftより2018年9月24日に発売が開始されました。
Office2019はOffice2016から約3年ぶりですが、この3年間でどのような変化がありましたか見ていきましょう。
Windows10のみ対応
Windows版Office2019はWindows 10のみ対応で、Windows 8もWindows 7もサポートされません。
Office2019と同等以上の機能が含まれるOffice365 SoloではWindows8もWindows7もサポートされていることです。
つまり、Windows8やWindows7を使っている人が最新Office2019を使いたいのであればWindows10をインストールする或いはOffice2019搭載PC(或いはOffice365 Solo)に買い換える必要があります。
サポート期間が7年間
Office2016ではメインストリームサポート期間5年と延長サポート期間5年で10年セキュリティ更新が提供されますが、Office 2019では延長サポートが約2年に短縮され、合計約7年になります。
Office 2019は2018年後半より発売されており、延長サポートは2025年後半までとなります。この延長サポート期間の短縮は、Office 2016の延長サポート期間が2025年10月14日で終了することに合わせたものだといいます。
これは、Office 2019のサポートが同時期に終了し、ユーザーが最新のOfficeバージョンに移行するための準備期間を確保するためとされています。
他にもOfficeアプリの種類による特徴の違い
Office2016では、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote、Access、Publisherの7種類のOfficeアプリが提供されますが、このうちAccess、PublisherはWindows PCのみに含まれます。
Office2019ではWord、Excel、PowerPoint、Outlook、Access、Publisher、Project、Visioの8種類のOfficeアプリが提供されますが、このうちAccess、Publisher、Project、VisioはWindowsのみに含まれます。
Office2019では「OneNote 2019」が提供されないため、Windows環境ではOneNote for Windows 10(ストアアプリ)版や旧バージョンの「OneNote 2016」を代わりに利用する必要があります。
Office 新機能の追加
Office 2019で、多くの新機能が追加され、操作性が強化されました。
Word2019
Word 2019では、最先端の編集ツール、レビューツール、翻訳機能を利用でき、共有ツールを使用して、プロ並みの文書を作成および共有できます。また、ご要望にお応えして LaTeX 構文を使用して数式の作成ができるようになりました。
Excel2019
Excel2019では新鮮なユーザーインターフェースとお気に入りのキーボードショートカットを使用して、直感的な方法でデータを分析して視覚化します。「VLOOKUP」、「HLOOKUP」、「MATCH」などの関数が高速化され、重くて時間のかかった関数のパフォーマンスが劇的に向上されました。
Powerpoint2019
Powerpoint2019ではスライド上のアニメーションの動きをスムーズにするために役立つ変形切り替え効果が用意されています。ズームを作成すると、プレゼンテーション中に、特定のスライド、セクション、部分間を決定した順序で切り替えることができます。
テキスト用栄光ペンはプレゼンテーション内の特定のテキスト部分を強調表示でき、デジタルインク機能が強化され、より豊かでダイナミックなプレゼンテーションエクスペリエンスを促進します。
Outlook2019
ユーザーにとって重要なメールが優先受信トレイに表示されます。マルチタスクが正常に機能している場合は、Outlook にメール メッセージを読み上げさせることができます。
Office2019 とOffice2016!買い替える前に知っておくべき5つのポイント
「不思議」なのは、Office2019の価格には変更がありません。Office2016と同じ価格で最新Office2019を使うことができます。
価格(税込み) | |
Office Professional2019 | 64,584円 |
Office Home & Business2019 | 37,584円 |
Office Personal2019 | 32,184円 |
Office Home & Student 2019 for Mac | 25,704円 |
まとめ
以上で、Office2019を購入する前に知っておくべき、Office2016との違いをご説明しました。
最新Office2019を購入するか、旧バージョンのOffice2016を続いて利用するか迷っている方の助けになれば幸いです。
Office2016 PremiumやOffice365ユーザーならOffice2019へ無料でアップグレードできます。Office 2016ユーザーは強化された機能が業務に有効であれば購入検討すべきと思います。