iPhoneやiPadなどのiOSデバイスでは、Appleの「iCloud」を使っていて、パソコンでは、「Word」や「Excel」などと共に「Microsoft Office」の中に含まれている「Outlook」を利用して電子メールの送受信をしていると思います。
周知の通り、iCloudは、メール、カレンダー、連絡先、タスク(リマインダー)をブラウザ上での操作はもちろん、iCloudを経由して、PCや携帯端末とも同期してくれる便利なサービスです。
それに対して、Outlookとは、電子メールの送受信をメインの機能として、予定表、連絡先、仕事管理表など個人情報の総合管理もできるように作られたマイクロソフト社製のソフトウエアです。
Outlookは保存容量はなんと無制限、迷惑メールを排除、メールの自動振り分けに対応などもメリットがあります。
iCloudの無料容量は5GBですから、iCloudの容量を超えると、メールの受信・送信ができなくなることになります。その場合、iCloud容量を有料でアップグレードする、またはメールや他のバックアップデータを一部分削除することになります。
iCloudメールは1日に送信できるメールは200通まで、1日に送信できる宛先は1000人まで、メール1通に指定できる宛先は100人まで、送受信可能なメールのサイズが20MBまでという制限はあります。
iCloud IDを利用して、「×××@icloud.com」の無料メールアドレスを作成することができます。このメールアドレスはiCloudのサインインIDとして使えますし、普通のメールアドレスとして受信・送信することもできます。iPhone/iPad/iPod touchの端末のメールアプリを使って利用できますが、小さなスクリーンでメールの管理をしたくないユーザーもいるでしょう。
実は、iCloud で Outlook と同期を行うと、Outlook のデータが iCloud にアップロードされ、また iCloud のデータも Outlook に取り込まれます。
OutlookとiCloud を同期させるには、Windows 用 iCloud (iCloud for Windows)をインストールします。iTunesを使っている人は、既にインストールされている場合もあります。iCloud for Windows のダウンロードはこちら。
※インストール後は、PCの再起動を求められることがあります。
Windows 用 iCloud での Outlook の使用に問題がある場合はこちらを参考してください。
Windows 用 iCloud での Outlook の使用に問題がある場合
iCloudメールの最大の利点はこれかと思います。特別な設定をする必要がなく、Apple IDがあればすぐに連携できます。
iPhoneユーザーならiOS標準のアプリを連携している人も多いはず。それならついでにメールもiCloudで済ましてしまおうという人には便利かもしれません。これによって、自宅の外にいても、スマートフォンなどから自分のメールボックスを確認したり、メールを送ったりすることが出来るのです。
Outlookは、有料サービス「Office 365」への登録、あるいは、マイクロソフトオフィスを購入する必要がある。